風穴マジック2010A・春の長走(ながばしり)風穴

今年の夏は全国的に猛暑が続いてる。
こんな時の日中はけっして庭シゴトをすべきではない((-_-;)熱中症はモウたくさん)。
例年なら、この時期の私は、早々と庭を諦め、景色の良い海岸や高原など自然の景物を訪ね歩くことが多いが、今年はプライベートな事情でそれがかなわない。

そんな折り、秋田県内にある風穴を、今年、既に何回か訪ねたことを思い出した。写真もけっこうな量が貯まっている。
風穴(今回は、「かざあな」ではなく「ふうけつ」と読む)は天然のクーラー。真夏の暑い時期でも、そこは冷蔵庫の中のように涼しい。
花好きならずとも酷暑にあえぐ人類には是非訪ねて欲しい場所なり。

さて、風穴に咲く花は、過去に「風穴マジック/長走ほか」という小頁でほんのちょびっと紹介したことがあるが、今回はもう少し詳しくやってみよう。
まずは春、五月中旬から。
コキンバイ(バラ科)
大館市にある長走(ながばしり)風穴は標高160〜180m程度の低地なのに、高山植物が群生している不思議な場所だ。
後出のゴゼンタチバナ、コケモモ、ベニバナイチヤクソウなどは通常、亜高山帯〜高山帯にある植物で、秋田のような北国でも標高1000mくらいの高さまで登らなければ見られない。
なのに何故このような低地、それも幹線国道7号線からわずか十数歩のところに生えているのか。
ここ(長走)では真夏、外気温が30℃を越えるような時でも、5〜6℃の冷気が吹き出している。その吹き出し口付近では普通の植物は寒すぎて生育できないが、高山植物なら耐えられる。この場所は、かつて寒冷な時代に低地まで降下した高山植物の残留基地、シェルターとなっている。
この風穴の成り立ちだが、長走風穴の案内ページによると、「崩壊した岩石が堆積して出来た風穴の為、内部に無数の隙間があり、冬の間、山の下から、上に冷たい外気が送り込まれ、氷を作り、夏に冷えた空気が下に流れ出ている」と言う説が有力だ。
丸っこい三つ葉はナンブソウ。赤い葉の低木はウスノキかオオバスノキのいずれか。
切れ込みのある葉はコキンバイ。
春はサクラとツツジから。
ムラサキヤシオツツジ
名花オオタカネバラは展葉の真っ最中だった。
オオタカネバラとスノキの仲間
林の縁にスミレのマットを見つけた。
(○´ε`〇) こんな場所でオニギリを食いたい。
たぶんタチツボスミレの仲間だろう。
この地のエンレイソウには白い弁のあるものが多い。
ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ) マイヅルソウはまだ

6月のあたまに訪ねたら、
オオタカネバラはもうすぐ咲きそう。
ナンブソウ ゴゼンタチバナとナンブソウ(葉のみ)
ナンブソウ Achlys japonica (メギ科)は日本特産でしかも北海道と東北地方北部のごく限られた場所にしか産しないと言う貴重な植物(近縁種は北米西部に産する)。
花は花弁もがくも無く、見栄えはしないが、三つに割れた葉はユニークでわかりやすい。
スズラン これは巨大スズラン、いやオオナルコユリだろうか。

今咲いてるツツジはヤマツツジだろうか。
・・・と植物の名前は今回かなりいい加減だ。


次(別の風穴)へ行くよ〜
裏庭トップに戻る
モガ狂トップに戻る
管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
(本頁は2010年8月10日にアップしました。)