神々の遊ぶ庭とはツンドラか、はたまたカシミール
ヌタクカムウシュペ(大雪山)花紀行・序曲(1991/07/17〜18)

4.カシミール♪が聴こえる

最後の頁は山岳風景主体で行こうと思うが、ここ大雪山のそれは北アルプスとはだいぶ雰囲気が違う。
険しい岩壁はほとんどなく、半砂漠のような丘や平原の上に丸みをおびた小さな火山がポコポコ並んでいる。
何だかカシミール♪(by レッド・ツェッペリン)が聴こえて来そうな風景だった。
北海岳(2149m)から黒岳方面を望む。
バックの山並みはニセイカウシュペ山(1878m)。
黒岳(1984m)は日向ぼっこしてる犬みたい。左端は桂月岳(1938m)。
駱駝かおっぱいのような烏帽子岳(2072m)

お鉢平越しに北鎮岳(2244m)を望む。
手前の岩と雪渓が、私には「アラジンの魔法のランプ」のように見えた。
modified by とみちゃん。

間宮岳に続く稜線から旭岳方面を望む。
左から後旭岳(2216m)、旭岳(2290m)、間宮岳(2185m)。
間宮岳山頂からお鉢平(カルデラ)を俯瞰。
左から北鎮岳(2244m)、凌雲岳(2125m)、桂月岳(1938m)、黒岳(1984m)と並ぶ。

北海岳から間宮岳にかけての砂漠のような礫地には黄色いスミレが群生していた。

エゾタカネスミレ Viola crassa ssp. borealis var.borealis
秋田駒のタカネスミレ V. crassa ssp. crassa 、北アルプスのクモマスミレ V. crassa ssp. borealis var. alpicocola に近縁。

エゾイワツメクサ Sterllaria pterosperma は大雪山の固有種。
近縁のイワツメク Sterllaria nipponica は本州中部山岳に広く分布。
ミヤマタネツケバナ Cardamine nipponica
穂高岳の岩場でもよく見かけたが、東北では未見。
メアカンキンバイとイワヒゲ
いよいよこの山旅も終盤だ。
最後に北海道最高峰の旭岳(2290m)を越えるが、まだ新しい火山なので、ボタ山みたいで、花は少なかった。
間宮岳から旭岳(2290m)を望む。
熊ケ岳(2210m)の噴火口はコロシアム(競技場)のように広々。
キバナシャクナゲやチングルマ、エゾツガザクラなどがちらほらと咲いて

旭岳山頂から南東方向(十勝方面)を望む。
目の前には八幡平を更に平らにしたような高原大地が広がっていた。こんな平たい山岳風景は本州には無い。

奥の左の高峰はニペソツ山(2013m)。その手前の広大な台地は高嶺ケ原、
片側が断崖のように見えるのは忠別岳(1963m)か。
旭岳山頂から花と岩の殿堂、トムラウシ山(2141m)を望む。

ボタ山(旭岳)の下り

翌19日は富良野のラベンダー畑や美瑛の丘風景を愉しむ。
美瑛の畑と大雪山。


今回の大雪山は、天候には恵まれたものの、山上での滞在は僅か24時間にも満たなかった。
したがって出会った花の種類もごく限られたものに終わってしまった。
これから先、機会があれば、また訪ねてみたい。ルートは、花の種類がもっと豊富だと言われる白雲岳や小泉岳方面にも行ってみたい。
出来たら更に南の高嶺ケ原、五色ケ原、トムラウシ山方面にも行ってみたい(そこには
本物の「カムイミンタラ=神々の庭」があると聞く)が、あうぅ(つдi)体力が・・・((((羆も怖い)
本シリーズの作成にあたっては、次の書籍資料を参考に致しました。

◆旭川山岳会・監修 大雪山/北海道地図株式会社・発行
◆塩谷秀和・著 大雪山の四季/実業之日本社・刊
◆豊国秀男・編 山渓カラー名鑑 日本の高山植物/山と渓谷社・刊
◆山と渓谷社・編 山渓カラー名鑑 日本の山1000/山と渓谷社・刊

裏庭トップページ 園芸トップページ に戻る
管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
(本頁は2009年2月7日にアップしました。)