2014年ロンリーハーツ植物紀行
この春、出羽丘陵で出会った花2&鳥海山

今年の春は晴天が続いているが、靄っとしていて遠くの山は見えないことが多い。
5月上旬のとある朝、起きたら珍しく自宅二階からも鳥海山が見えたので、急ぎ由利本荘市に向かい、出羽丘陵のとある峠道から鳥海山を望む。
まだ雪がもっこり残ってる。今日はこの後、曇りになり、昼頃には雨まで降り出した。つかの間の鳥海山だった。
鳥海山
標高の低い出羽丘陵の山々は今ちょうど新緑&春紅葉だった。
左の新緑はたぶんケヤキ、
右の白っぽいのはたぶんコナラ。

ケヤキの新緑

まだ明るい雑木林の下に何やら青い花が咲いていた。
近づいてみるとそれはルリソウ Omphalodes krameri だった。
手餅の古い図鑑をみると、ヤマルリソウ Omphalodes japonica は必ずと言っていいほど載っているのにルリソウの方は載ってないことが多い。
分布域が北国や裏日本に偏っているせいだろうか。ワタシの住まう秋田ではルリソウしかないのだが、これが意外とキレイ(しかし話題にはならない)。
こんなに青がキレイな野花はそうはないと思う(他には同じムラサキ科ホタルカズラとか、オオイヌノフグリ、エゾエンゴサク、ツユクサくらいか)。
その生育地だが、雑木林で林床にササが生えないところ、すなわち手入れされた里山と言うことになるが、不思議とカタクリなどスプエフェとは共存しない。
平らな林にはけっして生えず、常に傾斜のあるところで水はけは良さそうだ。
あと花の色だが、青以外にピンクも有る。これは同じムラサキ科のホタルカズラやワスレナグサでも経験している。
咲き始めは青で古くなるとピンクに変わると思っていたが、この花の場合、必ずしもそうでないようだ。

次はムラサキ科つながりで、タチカメバソウ。
タチカメバソウ Trigonotis guilielmii
湿った山林でときどき見かける。花は1センチくらい有るが、図体がでかいので小さく感じる。この点は前編のオオバキスミレと同じかな。
花色は白だが、個体によってかすかに青味を帯びた花も有る。花序の形などからもワスレナグサに近い感じだが、厳密にはキュウリグサ属だそうだ。
タチカメバソウ ラショウモンカズラ(シソ科)
タチカメバソウが生えるような湿った林の下には、桐のような花のラショウモンカズラが咲く。
量的にはこちらの方が圧倒的に多い。
シソ科つながりでオドリコソウ。こちらは群生するものの、生育場所は限られる。
5月中旬、オドリコソウとカキドオシ 5月中旬、オドリコソウ

出羽丘陵に沿って南下すると、春姿の鳥海山が美しい。
5月中旬のとある日、年に数回有るか無いかの澄み渡った晴天に恵まれた。
にかほ市郊外より鳥海山を望む。

水を張った水田には逆さ鳥海。
にかほ高原から望む夕方の鳥海山も素晴らしい。

高原の高みから西を仰ぐと、日本海に日が沈もうとしていた。


次(萌え萌えの鳥海山)行くよ〜
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(本頁は2014年6月7日にアップしました。)