2014年ロンリーハーツ植物紀行
この春、出羽丘陵で出会った花1

今年の春は出羽丘陵を訪ねる機会が多かった。
出羽丘陵とは、秋田県の西側(日本海側)半分を広く占める山域で、中には鳥海山や太平山など2000m、1000mを超える山岳も少数有るものの、
一般的にはそれ以外の標高200〜600m程度の低山丘陵を指している。北は青森県の西部(白神山地)から、南は山形県の北西部まで及ぶとされるが、
低山丘陵は秋田県に圧倒的に多く、その呼び名も秋田でしか通じない。
例年ならば、春はスプエフェの群生を見る関係で奥羽山系山麓を巡ることが多いが、
今年の5月連休は秋田市のすぐ近くなのに今まで行く機会があまり無かった出羽丘陵に何回か足を向けてみた。
そして意外にもこの山域にはとても豊かな自然(と言っても、 (´π`; 私の場合は植物しかわからない)が残っていることに驚いたような次第。
まずはスミレ類から・・・
5月上旬、秋田市郊外の雑木林で見つけたスミレ類の群生。

このスミレ、距が長いので、タチツボスミレとナガハシスミレの雑種
との意見も有ったが、ひとまずタチツボスミレの変異の範囲
としておく。
こちらはオオバキスミレ。
やはり5月上旬、秋田市郊外にて。

出羽丘陵はオオバキスミレが矢鱈と多いところ。
場所によっては山の斜面が全てこのスミレ・・・と言うところも数多く有った。
オオバキスミレのアップ。
花は2センチ程度と大きめだが、それ以上に葉がでかい。
雪崩が起きるような急斜面でしばし大群生となる。

オオバキスミレをモウ一枚

大型の花をつけるスミレサイシンも此処では豊富だ。場所によってはオオバキスミレと混生。
スミレサイシン。 白花はひさしぶり。

5月初め、丘陵の木々が萌え上がる。

新緑とは言っても、いろいろな緑が有り、赤味を帯びたもの、白っぽいもの、それに山桜の薄ピンクが加わり、バラエティーに富んだ色合いになる。
このような状況を「春紅葉」とも呼ぶ。

深山の女王とも位置づけられるシラネアオイが道路端で無造作に咲いていた。
シラネアオイとバックはオオバキスミレ

今回、見つけた中で一番、でかかったのは12センチくらいあった。
道路のすぐそばなので盗られないかちと心配。


シラネアオイが出たら、次はサンカヨウ。
サンカヨウ
右写真からもお分かりの通り、車道から近い場所なので盗掘が心配。
しかしシラネアオイのように花は馬鹿でかくない(図体がでかい)のでその点は心配無用か。
近くで食い千切られた株が多数有った。これはカモシカかツキノワグマの仕業と思われる。
この花、深山性、高地性なので
出羽丘陵のような低いところでは見られないものと思っていたが、有るところには有るものだ。

メギ科繋がりでキバナイカリソウ。
キバナイカリソウ。
秋田ではイカリソウはこの種類しか生えていない。
葉も含め、草姿が面白い植物だが、なかなかいい写真を撮れないでいる。

一転してケシ科。
ミヤマキケマン。
土砂崩れあとの急斜面や伐採跡地に一面群生することもあり、野草としてはパイオニア的性格を持っている。
大柄だが、生活史がスプエフェ的で、花が終わると地上部は枯れる。
キレイだが、毒草で臭いことから好んで植えられることはない。

ムラサキケマン。
ミヤマキケマンよりももっと人臭いところ、人家の屋敷内や道端でも普通に見かける。

オトメエンゴサクとアズマシロカネソウ。

行くよ〜
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(本頁は2014年5月31日にアップしました。)