2019年ロンリーハーツ植物紀行
9月21日は鳥海山千畳ヶ原へ。2

(本頁は「9月21日は鳥海山千畳ヶ原へ。1」の続きです。)

千畳ヶ原の端っこと思われる場所からは庄内平野がよく見渡せた。
今、稲田は黄金真っ盛りで、それを眺めるのに、千畳ヶ原は距離も角度もベストな場所だと思った。


海岸線に突き出しているのは酒田港だろうか。
こちらの海岸には今のところ風車は見当たらない。

帰途につくと、草原越しに笙ヶ岳や鳥の海など西鳥海の山々の眺めが好かった。
いずれも森林限界を超え、丈の有る樹木が無いせいか、高い山のように感じられる(実際の標高差は200m程度)。


笙ヶ岳をクローズアップ。
左から笙ヶ岳、二峰、三峰。

鳥の海火山(仮称)も。
鳥の海を囲む山々。左側のごついのは鍋森。

千畳ヶ原を見終わって帰ろうとしたら、二ノ滝コース分岐で休んでおられた方々から声をかけられた。
山形からお出での水野 俊彦さんと高橋 千賀子さんだった。今日はfbで縁のある方々とよく出会うものだ。
いつも単独行の私には珍しく、鳥の海まで高山植物の残り花を愛でながらご一緒することにした。

鳥の海(鳥海湖)への登り。中ほどの溶岩ドームは扇子森。

斜面を登ると、あっという間に鳥の海。
ここからはしばらくお隠れになっていた新山など山頂部がまた見えるようになっていた。

鳥海山の山頂部

鳥の海と鳥海山本体

鳥の海で先のお二方と別れた途端、珍しく携帯が鳴った。
家内から、「鳥海山で登山者がクマに襲われたとローカルニュースに流れた。大丈夫か。」との内容。
後で確認したら、猿倉コース(登る人は稀)で70歳台の男性登山者が襲われ、軽傷を負ったとのことだった。
今年はクマの出没が異常に多い年だが、人が襲われるのは人里やタケノコ採りなどで運悪く鉢合わせになった時など。
登山シーンでは遭遇しても襲われることはないと思っていたが、それは私自身の勝手な思い込みにすぎなかった。
とてもショックだった。自身のクマ対策も根本から見直ししなければならない。

鳥の海にお暇し、長坂道の稜線から。

笙ヶ岳方面の眺め。

鳥海山本体と鍋森。

以上、(山岳)風景ばかり羅列したが、
この先は今回見かけた残り花や草紅葉を羅列してみる。

シロバナトウウチソウ Sanguisorba albiflora
穂花の色は通常、薄汚れた白だが、鳥海山ではこのように赤みの強い株も見かける。

チングルマ Geum pentapetalum の紅葉 花のサイズは下界のウメバチソウの半分以下。
コウメバチソウ Parnassia palustris var. tenuis
だろうか。

ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)
Solidago virgaurea subsp. leiocarpa
ミヤマリンドウ Gentiana nipponica

ハクサンイチゲ Anemone narcissiflora var. japonica の残り花。

ホソバイワベンケイ Rhodiola ishidae の草紅葉 キンコウカ Narthecium asiaticum の草紅葉

シラネニンジン Tilingia ajanensis ハクサンボウフウ Peucedanum multivittatum
鳥海山では左のシラネニンジンと混生していた。
葉の形で識別するしかない。

エゾオヤマリンドウ
Gentiana triflora var. japonica subvar. montana

ウサギギク
Arnica unalascensis var. tschonoskyi
ハクサンシャジン(タカネツリガネニンジン)
Adenophora triphylla var. hakusanensis

ヤマハハコ Anaphalis margaritacea

ウゴアザミ Cirsium ugoense チョウカイアザミ Cirsium chokaiense

今回は紅葉がまだ進んでいないせいもあろうが、残り花が意外に多かった。


次(三ツ石山)へ行く。
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(本頁は2019年12月28日にアップしました。)