7月11日、ふたたび鳥海山(祓川ルート1) |
前週、7月5日は鳥海か月山、どちらに行くかで迷ったあげく、月山に登った(こちら参照)。よって今週(7月11日)は鳥海山だ。
今回の鳥海山行きはこの山の特産、固有種、チョウカイフスマに会うことが第一目的。そのためには祓川ルートの康新道が手っ取り早い。
てなわけで朝4時に(秋田市の)自宅を出発、5時には由利原高原の一角に取り付いていた。
ふれあい牧場から見た朝鳥海。
善神池入口から。
善神から。
朝6時、五合目・祓川。
竜ヶ原湿原の木道を渡り、懺悔坂の雪渓から今日の登りが始まる。
竜ヶ原湿原から見た鳥海山。
左隅に懺悔坂の雪渓。湿原ではヒオウギアヤメ Iris setosa
が咲いていた。懺悔坂の雪渓。
アイゼンをつけようかどうか迷ったが
今回はストックだけで十分だった。
懺悔坂の上はしばらく樹林帯が続く。
花はとても少ない。
ヒロハユキザサ Maianthemum yesoense (花) サンカヨウ Diphylleia grayi (実)
この花は何だろう。
正解はモミジカラマツの花だが、
カラマツソウの花もよく似ている。しかも鳥海山では混生しており、ややこしい。ただし葉を見れば違いは一目瞭然。
モミジカラマツ Trautvetteria caroliniensis var. japonica カラマツソウ Thalictrum aquilegifolium var. intermedium
カラマツソウはこれまたミヤマカラマツによく似ているが、私は托葉の有無で区別している。
カラマツソウ Thalictrum aquilegifolium var. intermedium
ミヤマカラマツ Thalictrum filamentosum var. tenurum
今日のルートでは康新道の一部で見かけた。六合目・賽ノ河原の雪渓
賽ノ河原では新鮮なミズバショウも咲いていた。
ヒナザクラ Primula nipponica
此処は今が春なのだ。
ミズバショウ Lysichiton camtschatcense
七合目・御田(おだ)の水風景は素晴らしい。
御田(おだ) 八合目・七ツ釜にある康ケルン
花を見る関係で康新道に入る。
ヨツバシオガマやミヤマトウキ Angelica acutiloba subsp. iwatensis が咲いていた。
稲倉岳
ヨツバシオガマ Pedicularis japonica
康新道では花はそこそこ咲いているが、風がとても強い。
ヨツバシオガマは登山道の両側に多い。 ミヤマキンバイと稲倉岳
西側の急斜面絶壁から吹き上がってくる風はときに大人の身体を張り倒すほどだ。
次行くよ〜 管理者注:本頁の写真は(`◇´)何人たりとも無断使用はまかりならん!
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(本頁は2015年8月22日にアップしました。)