2017年ロンリーハーツ植物紀行
5月9日、Bonjour 青森・梵珠山

5月9日、青森の梵珠山という低山(468m)に行って来た。遠い秋田市からわざわざ行ったのは、ヒョウノセンカタバミという珍しい花を見たかったから。
なお、青森まで折角行くのだから、津軽の名山、岩木山も見たかった。それも加味して、晴天の9日に決行した。
東北自動車道・津軽パーキング(下り線)から望んだ岩木山

梵珠山は変哲の無い低山(468m)だった。

サワグルミコースの登山口 サンカヨウ Diphylleia grayi

サワグルミコースの登山口から歩き始めて、いきなり「なんか用か」ってな感じでサンカヨウに遭遇。
秋田ならばけっこう深山や高所で見る花だが、ここでは少し勝手が違うようだ。

登山道沿いにはスミレ類(ナガハシスミレやスミレサイシン)が多く咲いていたが、ほどなくシラネアオイの群生にも遭遇。
この山のものは少し色がぼやけているように感じた。

樹林帯の中の歩きなので展望はさっぱり。
岩木山や八甲田、陸奥湾はそれぞれ限られたポイントから眺める。
梵珠山から見た岩木山

梵珠山から見た八甲田山

梵珠山から見た陸奥湾(青森市の街並み)

ヒョウノセンカタバミをはじめとした花は
山頂手前の寺屋敷北広場付近に多かった。
寺屋敷北広場

ヒョウノセンカタバミ Oxalis acetosella var. longicapsula

ヒョウノセンカタバミは氷ノ山で発見されたためこの名前が付いた。
コミヤマカタバミの変種とされ、刮ハの形が長楕円形であることから、卵球形であるコミヤマカタバミと区別するそうだ。
青森では何故か梵珠山だけに産すると聞いた。なお色が淡いタイプも幾つか見かけたが、通常のコミヤマカタバミやミヤマカタバミかどうかは不明。
アップで見てみよう。
この個体は木の幹にコケと一緒に生えていた。


寺屋敷北広場の群生の様子。
ヒョウノセンカタバミ単独のところもあれば、このようにスミレサイシンやマイヅルソウと混生するケースもあった。

ヒョウノセンカタバミ以外の花たち
キクザキイチゲ Anemone pseudoaltaica 白花

オトメエンゴサク Corydalis fukuharae オトメエンゴサク Corydalis fukuharae ピンク花

オトメエンゴサク Corydalis fukuharae
とオオバキスミレ
Viola brevistipulata
ミヤマスミレ Viola selkirkii だろうか。

量的に多かったのはスミレサイシン。
スミレサイシン Viola vaginata

スミレサイシン Viola vaginata の白花 キクザキイチゲ Anemone pseudoaltaica 濃色花

草花は他にカタクリやニリンソウ、ミヤマキケマン、エンレイソウ、ルイヨウボタンなども咲いていたが省略。

樹木の花はムラサキヤシオが盛りだった。
ムラサキヤシオ Rhododendron albrechtii

コヨウラクツツジ Menziesia pentandra

青森特産の
ヒノキアスナロ Thujopsis dolabrata var. hondae
トクサ Equisetum hyemale
なんか久しぶりに見た。

梵珠山は低山だが、花の種類、量ともに実に豊富で、かなうならば「花の百名山」に加えたいと思ったほど。
よって今年、行った先では(今のところ)鶴岡の高館山と並び、ワクワク充実した花旅となった。
題目のBonjourはこの山に行った頃、フランスの大統領選があり、かの国の報道が多く、この言葉もよく聞いたので、勝手に挿入させて頂いた。
また開花時期や場所に関する情報を頂いた友人の青木薫氏と鈴木克成氏にこの場を借りて御礼を申し上げる。

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(本頁は2017年6月9日にアップしました。)