2019年ロンリーハーツ植物紀行
9月7日、初秋の東根山

九月になると、高山の花はほとんど終わってしまうが、紅葉にはまだちょっと早い。
中途半端な時期なので、どの山に行こうかいつも迷ってしまう。
そういう時期は新たな花の山、宝の山を探して今まで夏に登ったことのない山を偵察がてら訪ねてみるのはどうだろうか。
というわけで、今回は岩手県紫波町にある東根山(928m)を訪ねてみた。

東根山。下山後、撮影。

この山は昨年春に一度訪ねており、けっこう花の多い山との印象だった(2018年5月1日の記録)。
今頃の季節はどんなもんだろう。


期待して登った割には花が少なく、有っても地味なものばかりだった。
それも山麓から山頂まで森林地帯は杉の植林地であれ、広葉樹林であれ、下草の種類はほとんど共通。
真新しい種類ではないが、一応、報告まで。

ヤブレガサ Syneilesis palmata
秋田では大館付近を除き、ほとんど見ない。
ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)
Monotropa uniflora

オオバショウマ Cimicifuga acerina
こちらも秋田ではほとんど見かけない代物。
オオバショウマの穂花をクローズアップ。

オクモミジハグマ
Ainsliaea acerifolia var.
subapoda
トウヒレン属 Saussurea の一種。

蛇石。
蛇と言うよりも巨大なクマのように見えた。

地味なセリ科を二種。山麓から山頂まで切れ目なく分布していた。

ミヤマセンキュウ Conioselinum filicinum
だろうか。
カノツメソウ Spuriopimpinella calycina
このセリ科、秋田では見たことが無いのに、
岩手には多いような感じ(鞍掛山や早坂高原でも見た)。

ずっと地味な花ばかりだったが、
山頂が近づいたら、綺麗なトリカブトに出会う。

オクトリカブト Aconitum japonicum ssp. subcuneatum

突然、森林が途切れ、草に覆われた稜線に出る。
この広場は「眺めの良い山頂」とも呼ばれる。


今日は雲の切れ間から、岩手山や秋田駒ヶ岳も見えた。

雲の切れ間から見えた岩手山

この広場は適度な刈り払いが功を奏してるのか、
今までとは違う草原性の綺麗な花が咲き乱れ、別世界のようだった。

シオガマギク Pedicularis resupinata subsp. oppositifolia

正真正銘の
リンドウ Gentiana scabra var.
buergeri
カワラナデシコ
Dianthus superbus var. longicalycinus

ヤマハハコ Anaphalis margaritacea

キンミズヒキ Agrimonia pilosa var. japonica

折角来たので、正真正銘の山頂にも行ってみる。
そこは森林に囲まれ、展望はさっぱり。

テンニンソウ
Leucosceptrum japonicum
正真正銘の山頂

サラシナショウマ Cimicifuga simplex

山頂稜線西側の広葉樹林内は比較的花が多く、今回はアキノキリンソウ、テンニンソウ、カノツメソウ、サラシナショウマ、オクトリカブトなどを見かけた。

最後に今日見たキノコ達。

タマゴタケ ムラサキフウセンタケだろうか。

テングタケだろうか。
傘の径は20センチ超。この日見たキノコでは最大。
キソウメンタケ


次(八塩山)へ行く。
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(本頁は2019年12月19日にアップしました。)