2019年ロンリーハーツ植物紀行
4月13日、花の浮島、浅虫・湯の島へ。

前日(4月12日)、山形に行ったかと思うと、今日(4月13日)は青森だ。
今頃の時期は各地で一斉に花が咲き出すが、天気の好い日は限られるので、どうしても、ε=ε=へ(+´π`;)ノ 駆け足で行ったり来たりになってしまう。

浅虫温泉沖合に浮かぶ湯の島のお花畑は数年前、友人のfbで知って以来、いつか訪ねようと思っていた。
この島は無人島でカタクリの咲くシーズン(湯の島カタクリ祭り期間中)だけ、船で渡ることが出来る。

埠頭から湯の島を望む。

今年の案内ホームページを見ると、
「祭り期間は、2019年4月6日(土)〜4月21日(日) 
※ 当日悪天候により中止する場合が有りますので問合せの上、お越し下さい。案内時間 午前9時〜・・・」
とのアナウンス。

このところ寒の戻りで北東北は天候が不安定だったが、4月13日なら大丈夫だろうと勝手に思い込み、早朝5時半に秋田市自宅を出発。
案内スタートの9時迄には着くだろうと高をくくっていたが、青森市浅虫は遠い。
前半、高速料金をケチって下道をちんたら走ったせいか、たっぷり四時間もかかってしまい、
船着き場(「海の駅」あさむしマリーナ)に着いたら9時半だった。
既に数十人の方が列を作って乗船待ちしていた。
それでも40分程度の待ち時間で乗船出来た。

この小船に乗って行く(一度に8人)。

救命胴衣を着けて乗り込む。航海は5分間程度。



弁財天宮への参道。
厳密にはこの石段は帰りに使う。行きは別道を登る。
島に上陸し、最初に見た花は
キバナノアマナと白いエンゴサクだった。

次いで、白花のキクザキイチゲ
Anemone pseudoaltaica
カタクリも現れて来た。

少し登った先から、小道の両側にはカタクリの花筵が延々と(山頂まで)続く。

カタクリ Erythronium japonicum



カタクリ Erythronium japonicum

これでも例年に較べるとカタクリは疎らとのこと。
たぶん彼岸以降の不順な天候が影響したものと思われる。

カタクリ Erythronium japonicum

カタクリ Erythronium japonicum

この島のカタクリは、他地域のものと較べると色が薄いものが多いように感じた。
その分、他地域では珍しい白花の遺伝子が豊富なのか、ここでは割と簡単に白花に遭遇出来た( (´π`;)ボランティアガイドの方が丁寧に教えてくれるせいもある)

白花を発見。 ガイドさん曰く、
これは純正の白ではなくモドキだそうだ。

カタクリ Erythronium japonicum
これが純正の白。その証拠に蘂も白っぽい。
カタクリの隣には別の白花が。

この島はカタクリばかり話題になるが、
個人的には白いオトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?の方が面白いし、珍しいと思う。
白花は昨年の春、岩手の東根山で見て以来だ(記録はこちら)
ガイドさんに教えられ、花の香りをかいでみた。甘く上品な香りだった。

白いオトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?

白いオトメエンゴサク(エゾエンゴサク)?

他にはキバナノアマナも豊富だった。

キバナノアマナ Gagea lutea
登り口と山頂に多かった。
標高132mの島の最高点から
東北大学の浅虫海洋生物学教育研究センターを望む。
何故かここで学生時代にウニの発生実験をやった記憶がある。

名残惜しいが、そろそろ帰らなきゃ。
島の埠頭で帰りの船を待つ。

ところで今回は浅虫行きを12日か13日かどちらにするかで悩んだ。
11日の天気予報では、青森市の降雨確率が12日20%、13日0%だったので、12日は見送り、山形の方に雪割草を観に行った(記録はこちら)
そして13日、浅虫に着いて確認したら、12日は(晴れなのに)波が有って欠航だったそうで、
貴方達はとてもラッキーだと言われた。ちなみに今回は珍しく家内と一緒だった。

秋田への帰りの高速道では岩木山も見えた(朝は雲を被っていた)。



次(東光山)へ行く。
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(本頁は2019年5月10日にアップしました。)