2017年ロンリーハーツ植物紀行
7月10日、秋田駒ヶ岳にも。(後編)

(本頁は「7月10日、秋田駒ヶ岳にも。(前編)」の続きです。)

今頃の秋田駒でよく目立つマゼンタの花はエゾツツジだ。
花だけ見るとツツジのようだが、木の丈は10〜30センチと極めて低く、横に広がって生育。
手持ち書籍によると、分布は日本も含めた東北アジアからアラスカまで。名前からも察しがつくように北海道の高山に多い。
本州では北東北の限られた高山にだけ分布。南限は和賀山塊と聞く(以前は神室山にも有ったとか)が、そのひとつ手前の秋田駒では爆発的に生育している。
エゾツツジ Therorhodion camtschaticum (Rhododendron camtschaticum)

蕾は丸っこく、ツツジとは少し違う印象だ。

よく一緒に咲くのはミヤマダイコンソウ。
ミヤマダイコンソウ Geum calthifolium var. nipponicum

エゾツツジとミヤマダイコンソウは駒ヶ岳では比較的平坦な場所にも生えているが、
こんな岩場、急斜面にも平然と咲いている。
男岳や馬の背の稜線の群生はみごとだ。

このマゼンタとイエローのミックスが
真夏の秋田駒の高山景観を特徴づけるカラーになっている。

馬の背稜線で見かけた他の花たち。
ハクサンフウロ Geranium yesoemse var. nipponicum
秋田駒では比較的少ないように感じる。
マルバシモツケ Spiraea betulifolia

ハクサンシャクナゲ Rhododendron brachycarpum

馬の背稜線からの眺め。
今日の視程はあまり良くなかった。
女岳とムーミン谷

男と女の間から田沢湖。(早朝撮影)

小岳とムーミン谷・駒池

横岳からおなめ岳と阿弥陀池を望む。(早朝撮影)

阿弥陀池と男岳。(早朝撮影)
今回は男岳山頂は極めず、
久しぶりに最高峰のおなめ岳に登ってみた。
おなめ岳(お妾さん)から女岳(正妻)を望む。

おなめ岳山頂。
ガスで眺めはさっぱりだった。
トウゲブキ Ligularia hodgsonii
おなめ岳山頂で咲き出していた。

阿弥陀池と周辺で見た花たち。
ヒナザクラ Primula nipponica

ヒナザクラ Primula nipponica アカモノ(イワハゼ) Gaultheria adenothrix

オノエラン Orchis fauriei
意外と数は多かった。
ヨツバシオガマ Pedicularis japonica
は咲き出したばかり。

ムシトリスミレ Pinguicula vulgaris
とキバナノコマノツメ Viola biflora

ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ) Leontopodium fauriei
実際はとてもちっこい。

そろそろ下山しよう。
ニッコウキスゲ Hemerocallis dumortieri var. esculenta
はまだ咲き出したばかり。
コミヤマハンショウヅル
Clematis alpina ssp. ochotensis var. fujijamana forma fauriei
はあちこちで見かけたが、こちらは八合目近くの登山道脇のもの。

参考までに、
6月下旬の秋田駒は ⇒ 6月21日、秋田駒で花三昧1 ・・・花三昧2
7月中〜下旬の秋田駒は ⇒ 20年ぶりの秋田駒ケ岳、7月20日A  B 
8月中旬の秋田駒は ⇒ 8月16日、ふたたび秋田駒(1)  (2.ムーミン谷編)


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(本頁は2017年8月18日にアップしました。)